2025.4.19

こんにちは。
あなたは『複調』って、ご存じでしょうか?音楽を作るときの表現のひとつで、まあまあ個性的と言っていいと思います。
そんな『複調』に、私は今とても魅力を感じています。なので『複調』のことを、いろいろ話させてくださいね。
まず、複調がどんな音楽なのか、聞いてみてください。
最初は普通の『カエルのうた』でしたが、途中から『ちょっと変!伴奏が間違ってる?』と、思いましたよね?
そう、この中間部分が『複調』なのです。
たいていの音楽では、メロディと伴奏は同じ音階から作られています。たとえばメロディがハ長調なら、伴奏もハ長調と言う具合に。
この曲も最初と最後は、そうなっています。ところがこの曲の中間の複調部分は、メロディがハ長調の音階を使っているのに、伴奏は全音音階*を使っています。
メロディと伴奏の音階 (調) が違っているということは、複数の音階 (調) が同時に存在しているということになります。なので『複調』と呼ばれるのです。

あなたはこの『複調』の部分で『ん?ちょっと止めて!』『えー、ムリやわ』って、思いましたか?
それとも『ちょっとおもしろいかも、、』『もう一度、聞いてみようかな?』って、思いましたか?
もう一曲『メリーさんのひつじ』も、聞いてみてください。
今度はどうでしょう?
前半が複調で、後半がハ長調でした。
実はわたしは、こういう音楽を『カッコいい』と思っています。そう、違和感はあるけれど、それは『素敵な違和感』だと思うのです。
このブログを読んで『複調?知ってるよ』『なんだか面白い音楽だよね』って、あなたが思ってくれるようになったら、嬉しいです。
お読み下さってありがとうございました。感想とか、もらえたら嬉しいです。もちろんいいねも!
ではまた次回、よろしくお願いします。

*全音音階 全音のみの6音から成る音階で、近代になって用いられ始めた。この伴奏部分はそのうちの、4音のみ使っている。
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